将来、看護師を目指しているを目指している方へ
看護師はとても大変な職業である一方で、『非常にやりがいのある人気の職業』です!
近年は少子高齢化に伴い看護師のニーズも増加傾向になっている為、将来性のある職業として注目されています。
でも通常の進学と違うイメージがあって
・看護師になるためにどうしたらいいの?
・進路は4年制看護大学と専門学校どっちがいいの?
こんな風に分からない事や疑問があります。
そんな方のために今回は、
『看護師の基礎知識について』
『看護師の資格とは?』
『大学と専門学校の違いやメリット・デメリット!』
『おすすめの看護大学を紹介!』
などをまとめてみました。
れい
あおい
もくじ
看護師の基礎知識について
看護師とは、
『医師が患者を診療する際に補助や患者の世話をしたり、病気の予防や健康の維持増進を目的とした患者教育を行う医療従事者』
のことです。
看護師には専用の資格がある為、それがなければ看護師と名乗ることはできません。
看護師の仕事内容ってどんなことをやるの?
看護師の仕事内容は
- 医師の診療の補助
- 患者の食事や排泄の補助
- 点滴やベットメイキング
- 記録や巡回や報告
など多様にあります。
その他にも患者とのコミュニケーションも欠かかせませんし、その御家族への対応も大切です。
看護師は患者に最も近い存在。ちょっとした小さなミスが患者の生死に関わることもある責任の重い職業です。
一方、自分の担当した患者が回復した時や、患者から感謝された時には大きなやりがいを感じることができると職業です!
看護師の給料っていくらなの?
看護師の給料は年齢や勤務先の病院によって異なりますが、『平均500万円程度』となっています。(2019年の調査結果)
これは一般的な女性の給料と比較してかなり高い金額です。
看護師が高給となっている要因の一つに、各種手当が多く含まれていることが挙げられます。
看護師は、患者の異変や急変に対応するために24時間の交代制の勤務になっています。
そのため、通常の給与以外の『夜勤手当』『休日出勤手当』などの手当が支給されるので、全部併せると給料が高くなるんです。
しかし看護師の仕事は体力的にも精神的にも負担が大きいので、この金額は一概に多いとは言えませんけどね(^_^;)
年齢 | 平均年収 | 平均月額給与 |
20~24歳 | 299.3万円 | 24.9万円 |
25~29歳 | 372.8万円 | 31.1万円 |
30~34歳 | 409.5万円 | 34.1万円 |
35~39歳 | 467.3万円 | 38.9万円 |
40~44歳 | 525.0万円 | 43.8万円 |
45~49歳 | 588.0万円 | 49.0万円 |
50~54歳 | 630.0万円 | 52.5万円 |
55~59歳 | 624.8万円 | 52.1万円 |
60~65歳 | 425.3万円 | 35.4万円 |
※平均年収と国税庁の年齢別階層年収との比率で算出した独自の予測となります。
『精神科病院』『有料老人ホーム系』『美容整形外科系』『重度心身障害者施設』『透析関係』等は、特に年収が高い傾向にあるようです。
看護師に向いている人とは?
どのような人が看護師に向いているか、看護師に必要な素質は『体力』『精神力』『優しさ』だと思います。
看護師の仕事は不定期になりがちなため、そのような環境の中でも体調を崩さず働くことができる体力が重要です。
また、患者の生死に関わる仕事のため、常に冷静に業務を行うことのできる精神力も不可欠です。
様々な患者に対し丁寧に対応できる優しさ、血や吐瀉物なども拒絶なく対応できることも大切です。
看護師の資格とは?
看護師資格は国家資格である「看護師」と、都道府県知事資格である「准看護師」の2つに分類されます。
「看護師」は看護の大学や短期大学、または専門学校などで合計3000時間以上の教育を受けることで受験資格が与えられ、「准看護師」は准看護師養成所で1890時間以上の教育を受けることで受験資格が与えられます。
准看護師は短期間で取得が可能である一方給与面が劣るため、社会人がセカンドキャリアとして目指す場合が多いようです。
現在学生の方は「看護師」の資格の取得をおすすめします。
看護師の資格を取得後、勤務経験を積み専門看護師や認定看護師と言った上の資格目指すこともできます。
看護師としてより高度な知識を身につけた資格であり、取得することでキャリアアップにつながります。
看護師資格取得までの道のりは?
看護師になるためには様々あります。今回は一般的なものについて紹介します。
まず、
- 高校卒業以上の資格を保有する
- 看護の専門学校で3年・看護系短大で3年・看護系大学で4年のいずれかに進学
- 看護師国家試験を受験資格を取得
- 国家試験に合格で看護師になれる
看護師に関連して、助産師という職業があります。
助産師になるには看護師免許を取得後、更に1〜2年の助産師教育機関で教育を受け、助産師国家試験に合格するという手順を踏むようになります。
看護師になるには四年制大学と専門学校の違いは?メリットやデメリットは?
看護の勉強をするのに4年制看護大学、看護専門学校などがあります。
では、どちらに進むのが良いのでしょうか?
簡単に大学と専門学校の違いやメリット・デメリットについて調べてみました。
4年制看護大学
近年看護師志望者の大学進学率はどんどん上昇していています。
年々医療が高度になっていく中で深い知識を持った看護師の需要が高まっています。
そのためより学術的な知識を身につけることができる大学の人気が高まっているんですね。
大学で看護を学ぶメリットとして
- 4年制のため余裕を持って学ぶことができる
- 専門知識のみでなく幅広い教養を学ぶことができる
- 助産師など、関連した資格を在学中に取得できる(大学によります)
- 看護師意外の職業も考えたい
- 取得できる学位 学士
などが挙げられます。
また多くの病院では専門学校卒と比べて、大学卒の看護師の方が昇格や給料を高く設定されていることが多いようです。
専門学校
看護専門学校は通常3年制で、実践的な技術を身につけることが目的とされます。
その為専門学校のメリットとして
- 大学と比べて1年早く働き始めることができる
- 学費が安い
- すぐに役立つ技術を身につけることができる
- 専門士
などが挙げられます。
ちなみに専門学校は高校から直接進学する人の他、一度別の職業として社会人になり、改めて看護師を目指す人など様々な人が集まりやすいという特徴もあります。
看護学校の気になる学費は?
気になる学費は専門学校がいちばん安く、次が国立の看護大学で、私立の大学と比較すると数十万円~100万円ほどの違いがあります。
ただし偏差値の点から言えば学費の高い私立大学ほど「広き門」になっているという傾向があるようです。
国立看護大学の学費
国立看護大学の入学金は282,000円、授業料は535,800円ですが、授業料は前期と後期の2回に分けて納めます。
私立看護大学の学費
私立看護大学の学費はピンからキリです。
一番安い大学で初年度に納める額(入学金・授業料・その他の諸費用)は約1,150,000円、最も高いところが約2,500,000万円ほどになるようです。
看護専門学校の学費
専門学校学費は地方によって金額にかなりの差があります。
看護専門学校の少ない地方では学費が高い傾向にあり、首都圏では数十万円安くなる傾向があるようです。
将来大都市で看護師として活躍したいという夢があるのなら上京して専門学校に入学するのも悪くない考えだと思います。
専門学校で最も安いところの初年度学費は約25万円前後となっており高いところは約190万円程度で、全国平均だと約85万円程度となっているようです。
看護学校で必要な授業料以外の学費
看護学校や大学に入学する際、入学金と年間授業料の他にさまざまな費用が必要になります。
入学の準備をする際、授業料だけではなく総合的な費用で判断する必要があります。
費用の主なものは「施設整備費」や「教育充実費」「教材費」「テキスト購入費」「白衣代」「学生保険料」などです。
国立の学費が安くても授業料以外の費用を多めに見積もっておく必要があります。
私立大学も施設設備費だけで15~20万円かかるので、ただ単に入学金と授業料で学費を判断するのではなく、このような諸費用も合わせて学校選びをすることが大切です。
おすすめ4年制看護大学について
4年制の看護大学は色々ありますが、特におすすめの大学を紹介していきますね♪
千葉大学(国立)
千葉大学は1975年に国立大学ではじめて独立した「看護学部」を設置した有名大学です。
現在でも国立大学の多くは「医学部看護学科」と学部として独立していないため、千葉大学は日本の看護学を牽引する存在となっています。
そんな千葉大学のサポートは本当に充実したものとなっており、看護学に関する12の教育研究分野と看護学研究科看護管理学システム専攻、看護学研究科附属看護実践研究指導センターなどが用意され、看護学部の教員だけで60名近くの豊富な人材が揃っています。
国家試験対策にも力をいれていて、千葉大学の学生は毎年非常に高い確率で看護師の国家試験に合格しています。
他に保健師や助産師といった関連した資格に向けた対策も力をいれています。
北里大学(私立)
北里大学は付属病院の北里大学病院があるため実際の医師や看護師からの講義を受けられるなどの魅力があります。
卒業生の内約半数が北里大学に就職しますが、他の病院への就職のサポートもとても充実しているようです。
また看護学部専用の校舎があるなど施設も整っています。特に看護学部図書館という看護に特化した図書館があるので学習する上でとてもいいと思います。
また北里大学の看護学部の入試科目は英語と選択科目(数学1Aまたは生物基礎または化学基礎)と小論文と、科目数が少なく文系であってもチャレンジしやすいです。
日本赤十字看護大学
赤十字看護大学は日本赤十字社の関連団体の学校法人日本赤十字学園が運営する大学です。
日本赤十字大学の魅力は・少人数教育・実習体制の手厚さ・豊かな国際性・充実したサポート体制があります。
他に赤十字看護が医学の特色として、赤十字社の理念に基づいて被災地での支援を行うことを通して災害時に看護師としてどうすれば良いのかを学ぶことができるんです。
北海道・秋田・愛知・広島・福岡にも関連大学があります。
国立看護大学校
国立看護大学校は東京にある国立の大学校で、国立高度専門医療研究センターの職員になろうとする看護師、助産師を養成することを目的に、厚生労働省が初めて開設した看護学の高等教育機関です。
実際には国立高度専門医療研究センターのみならず先端医療の現場や広く海外で活躍できる看護師の育成が行われています。
海外で活躍する看護師を育成するプラグラムとし、国際看護学実習があります。国内や海外の機関の訪問を通じ理解を深めることができるんです。
日本の病院だけでなく世界でも活躍する看護師になりたいという人におすすめの学校です!
他に卒業後は国立高度専門医療研究センターへ就職できるなど、国立看護大学ならではの魅力がたくさんあります。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで看護師の基礎知識や必要なこと、学校選びなど紹介してきました。
学費、修業年限、学びの内容や目的の違い、将来はどのような看護師になりたいかということを視野に入れ進路選びをすることが大事だと思います。
「看護系大学の講師になる」「研究職に携わりたい」「専門看護師をめざしたい」という将来像は四年制大学で学士を取得した人が描ける将来像です。
資格取得だけを考えるのではなく、ライフプランの軸として考え、後悔のない学校・大学選びをすることが大切ですね。
看護師は一生ものの仕事になります。この記事を最後まで読んでいただいたあなたが将来素敵に輝く看護師として活躍されることを願っています。