2021年初の流星群、しぶんぎ座流星群の活動が2021年1月3日極大になります。
しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群とともに三大流星群と呼ばれています。
しぶんぎ座流星群は、年明け最初に観ることができるということで、その年の願いを流星に込めて見たいという人気の流星群なんです。
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今回は、しぶんぎ座流星群について
・しぶんぎ座流星群の詳しい解説
・しぶんぎ座流星群2021の見頃の時間帯とピークタイム
・しぶんぎ座流星群2021の見える方角や観測位置
・流星観測におすすめの場所
などについてまとめてみました。
しぶんぎ座流星群とは
引用:https://www.astroarts.co.jp
しぶんぎ座流星群とは、1年の最初を飾る流星群です。
毎年ほぼ安定して多くの流星が出現する、ペルセウス座流星群やふたご座流星群と並んで「三大流星群」と呼ばれ親しまれています。
しぶんぎ座流星群は、うしかい座とりゅう座の境界付近にある放射点を中心として流星が流れます。
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「しぶんぎ座」という星座は今は存在しませんが、かつてこのあたりに「へきめんしぶんぎ(壁面四分儀)座」という星座が設定されていたことからこの名前がついています。
しぶんぎ座流星群は、活動が活発な期間が短いことや、年によって出現数が変化しやすいため規模を予想するのが難しい流星群と言われています。
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放射点とは?
流星群の流星は、天球上のある一点を中心に放射状に流れるように見え、この点のことを「放射点」と呼びます。
あくまで見かけ上のもので、実際にそこに何かがあるわけではありません。
放射点の近くでは流星は短く、離れるほど長くなり、放射点の高度が高いほど流星の数が多くなり見やすくなります。
しぶんぎ座流星群2021の見頃の時間帯とピークタイム
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しぶんぎ座流星群は、徐々に活動が活発になり、最も活発な時期である「極大」を迎えて、その後は沈静化していきます。
2021年のしぶんぎ座流星群の出現期間は12月28日から1月12日頃で、極大期は1月3日~1月4日頃と予想されています。
極大の前後1日程度が見頃のため、1月2日の夜から観測できる可能性があります。
国立天文台の情報によると、今回のしぶんぎ座流星群は、日本時間で1月4日0時頃に極大となることが予想されています。
※極大(流星群自体の活動が最も活発化すること)
極大期に夜空の暗い場所で観察した場合、1時間あたりに見られる流星数はおよそ20〜50個ほどと言われています。
観測に適した時間帯は、1月3日の夜10時から明け方頃、次におすすめなのは1月2日の夜10時から明け方です。
ピーク時刻が深夜ですが、1月4日の月の月齢は20で、一晩中、月明かりの影響をうけてしまいます。
明るい流星なら観測できると思うので、月が視界に入らないようにして観測しましょう。
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しぶんぎ座流星群2020の見える方角と観測位置
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しぶんぎ座流星群は、うしかい座とりゅう座の境界付近を放射点として出現する流星群です。
しぶんぎ座流星群の放射点は、午前3時で北東で高度35度くらいの場所です。
流星は放射点から流れてくるように見えるので、観測するための目安は、この放射点になります。
放射点の高度は、時間の経過とともに上がってくるので、観測する時間は、0時以降くらいから夜明け前にかけてがベストです!
観測する方角は、放射点の近くで活動が起こった流星は距離が短く、放射点から離れた場所で活動する流星は長く見えるので、流星を観るためには、放射点の方角を目安にぼんやりと空全体を眺める方が良いです。
観測場所を選ぶ際には、できるだけ空全体が暗く、放射点あたり(北東の空)の視界がひらけている場所を選びましょう。
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また、空の暗さに目が慣れないと、流星を見逃してしまうことがありますので、十分に時間を取って、観測しましょう。
ごろりと寝転がって天頂をゆったりと眺めるのことができると素敵ですよね。
ただ、この季節は、気温が低く深夜は特に冷え込みます。
屋外での観測は、しっかりと防寒対策をして、無理をしないようにしてくださいね。
流星観測におすすめな場所
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日本には数多くの天体観測スポットがあります。
天文台や海岸、高原、山など、空の広い範囲を見渡せて、街灯など人工の明かりが少ない場所があれば、絶好の観測スポットです。
流星は雲がなければ夜空のどこにでも現れます。
防寒対策をしっかりして、自然豊かな場所で、時間を忘れて幻想的な夜空を眺めたいですね。
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【まとめ】しぶんぎ座流星群2021
今回、しぶんぎ座流星群2021についてまとめてみました。
年明け早々、しっかり観測できるチャンスです。
・しぶんぎ座流星群は12月28日〜1月12日頃にかけて観測出来る。
・観測時間は、1月3日夜10時から明け方頃がおすすめ
・観測方向は、北東の方向を中心に空全体を眺める
・観測に向いた場所は、天文台や海岸、高原、山など、空の広い範囲を見渡せる暗い場所
を目安に観測するのがおすすめです。
参考にしてみてくださいね。
一年の始まりに流星に願い事をこめて良い一年をスタートさせましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。